(公社)長崎県防犯協会連合会の概要

沿革

長崎県防犯協会連合会(略称「県防連」)は、昭和34年6月に任意団体として結成され、昭和48年7月に社団法人として発足し、その後、公益法人三法が施行されたことに伴い、平成24年4月1日付けで公益社団法人に移行しました。

目的と事業

県防連は、各地区防犯協会及び関係機関・団体と連携し、犯罪の予防、少年非行の防止及び青少年の健全育成等を図るとともに、善良な風俗の保持、風俗環境の浄化のための活動を行い、もって犯罪のない明るい社会の実現に寄与することを目的に次の事業を行っています。

  • 地域安全活動及び県民の防犯意識の啓発に関する防犯対策
  • 防犯功労者及び団体等に対する表彰
  • 防犯対策の調査研究
  • 風俗環境の浄化及び善良の風俗の保持
  • 少年の非行防止及び健全育成
  • その他の事業
    遊技業の適正かつ健全化を図るためのAMマークの貼付と検査
    古物商許可標識等発行取次

組織と会員

県防連は、「正会員」(長崎市、佐世保市及び対馬市防犯協会連合会並びに各警察署ごとに設けられた22の地区防犯協会)と「賛助会員」(本会の事業を賛助するために入会した個人又は団体)により構成されています。

事業費

県防連が行う事業活動に必要な経費は、正会員及び賛助会員の会費、県の補助金、寄付金のほか、自転車防犯登録等の事業収入でまかなわれています。
そのため、当協会の公益目的事業に賛同し、社会貢献活動として理解・支援していただく個人・企業の皆様方に賛助会員としての加入を広く求めています。

主な活動

1.地域安全運動の推進

例年10月、県、警察及び県暴力追放運動推進センターと共催して、「安全・安心まちづくり長崎県大会」を開催し、防犯功労者・団体等の表彰や講演・活動報告を行うとともに、多くの防犯ボランティア団体の参加を得て、相互間の交流を深めています。また、春・夏・全国地域安全運動、年末の防犯運動等を行い、カギかけ運動や振り込め詐欺の被害防止等、県民生活の安全確保と、県民の地域安全思想の普及高揚に努めています。

2.防犯ボランティアの支援

防犯ボランティア団体の育成と支援を強化するため、地域研修会の開催や、学生ボランティアの活動支援のほか、防犯パトロール車への青色回転灯の整備を行っています。

3.広報啓発活動

犯罪情勢を踏まえて、各種防犯チラシ、リーフレット等を作成・配布するとともに、新聞・テレビ等を活用してタイムリーな広報を行っています。

4.少年の非行防止及び健全育成活動

警察と連携して、少年柔道・剣道錬成大会の助成・支援活動や非行防止の各種資料を作成配布し、青少年の健全育成に努めています。
また、内閣府が主唱する7月の「青少年の非行・被害防止強調月間」では、広報紙、広報グッズを通して広報支援等を行っています。

5.自転車盗難防止活動の推進

警察と協力し、盗難の防止及び早期被害回復を図るため、自転車の防犯登録とツーロックの推進に努めています。

6.風俗環境の浄化活動

昭和60年2月、長崎県公安委員会から「長崎県風俗環境浄化協会」の指定を受け、風俗営業管理者講習や許可・申請時における調査活動を行っています。
また、違法なぱちんこ遊技機等の設置、流通を防止するため、関係団体と連携し、適正遊技機である旨を表示する「AMマーク(地域防犯協賛機)」貼付事業を行っています。

7.防犯功労者・団体の表彰

長年の地域安全活動等に功労があった個人・団体の表彰を行うとともに、「全国地域安全運動」において公募したポスター・標語等の優秀者に対する表彰を行っています。